知って得するバリ島精神ヴォキャブラリ

修正日 平成15年5月9日


ア行

アイル:       水。3大エレメントの1つ。

アニミズム:     精霊信仰。
           海、大地、木々、川、空、太陽、月、星星など、あらゆる存在
           には神が宿っている。

アピ:        火。3大エレメントの1つ。

アムク:       人が突然狂乱状態になり殺人等を行う事。

アンギン:      風。3大エレメントの1つ。

ウィシュヌ:     維持・繁栄の神。妻はラクシュミ。

ウク暦:       210日を1年とする暦。

ウパチャラ:     儀式の事。

オダラン:      寺祭。210日に一回行われる。

オバット:      薬。薬草。芸術村で有名なウブッド村の語源でもある。


カ行

カウ:        カジャの方向に向いて、左側の方向。

カジャ:       アグン山の方向。神々が住む方向。反対に海の方向はクロッド。

カジャン・クリウォン:15日に一回巡ってくる日。この日はブタ・カーラが徘徊する。

カトゥ:       農民階級の第四子に付ける名前。

カンギン:      カジャの方向に向いて、右側の方向。

カンダ・パット:   偉大なる4兄弟。
           アンガパッティ、バナスパティ、
           ムラジャパティ、バナスパティ・ラジャ
           の事。

カンダ・パット・デーワ:
           10方向と対応する神、色、概念等との関係の教典。
           あらゆる現象、存在を10のエレメントで捉えるための教え。

ガムラン:      青銅楽器。

クボ・イワ:     伝説の巨人。
           バリの古代遺跡は全てこの巨人が造ったとされている。

クリス:       剣。霊力が宿る。

クロッド:      海の方向。悪霊の住む方向。反対のアグン山の方向はカジャ。

グンデル・ワヤン:  ワヤン・クリッのとき使用される青銅楽器。普通のガムランとは違い
           両手にバチを持ち演奏される。

ケチャ:       観光用舞踏劇。1930年代のドイツ人芸術家ウォルターシュピースの指導による作。


サ行

サカ暦:       360日を1年とする太陰暦。
           実際には月齢との関係で日付が決まる為、重複日があるので
           1年は355日程度になる。

サクティ:      超自然力。

サラスワティ:    芸術を司る女神。創造神ブラフマの伴侶。日本名は弁財天。

サンンヒャン:    トランス状態(神ががり)になって執り行われる舞踏。

サンヒャン・ウィディ・ワサ:
           最高神。他の神々は、この神の化身。

サンヒャン・ティンティア:
           バランスの神。

サンヒャン・ドゥダリ:
           二人の少女によるシンクロトランス舞踏。
           観光用ではボナ村のものが有名。

シヴァ:       破壊の神。

スリ:        五穀豊穣を司る女神ラクシュミの別名。

スンバヤ:      お祈りの事。

スワスティカ:    卍。バリでは鍵の方向が日本とは逆。


タ行

ダラン:       影絵師。最高の呪術知識を持つ。

チャロナラン:    新月の夜中にプーラ・ダレムにて執り行われる舞踏劇。
           これを観光用にしたのが、いわゆるバロン・ダンス。

デューパ:      香の事。

トゥリ・ムルティ:  バリ・ヒンドゥー教の中心的教義である三位一体の事。
           ブラフマ・ウィシュヌ・シヴァは絶対神サンヒャン・ウィディ・ワサ
           の現れであるとするもの。

トゥンバル:     護符。

トペン:       劇に使用する仮面の事。仮面劇自体のことも示す。


ナ行

ナベン:       葬式。バリ島は公開火葬。

ニュピ:       サカ暦にもとづくバリの正月。
           この日は外出や火を使う事等が制限される。外国人も例外ではない。

ニョマン:      農民階級の第三子に付ける名前。


ハ行

ハヌマン:      白猿神。ラーマヤナでは王妃シータを助ける。

バリアン:      呪医。バリの呪術師。病気治療など白魔術を司る者。
           反対に黒魔術を司る者はレアックと呼ばれる。

バリ暦:       バリ島で使われている暦。ウク暦とサカ暦がある。

バロン:       善獣。混沌と戦いつづける森の王獣。
           ただそこに「居る」というだけで存在を主張する。

バロン劇:      バロンとランダの戦劇であるチャロナラン劇をホテルの要求により
           短くまとめた観光用演劇。

パンチャ・マハー・ブータ:
           あらゆる存在を構成する5大エレメント。地水火風空。

ピンジャンカン:   風車。回転により竹の音がカラカラと鳴る。写真

ビンタン:      星。

ブタ・カーラ:    災いをもたらす悪霊。夕方(昼と夜の間)、4つ辻(道と道の間)など
           マージナル(境界)な時間や位置に出没しやすい。
           特にカジャン・クリウォンの日には気を付けなければならない。

ブラフマ:      創造の神。

プーラ:       寺の事。

プーラ・ダレム:   死の寺。ここで葬式(火葬)を執り行う。

プーラ・デサ:    村の寺。

プーラ・プセ:    先祖の寺。

ベタンダ:      僧侶階級の僧侶。僧侶の大統領といったところか。

ボレ:        薬草をすりつぶした薬。全身に塗って乾くまで待つ。


マ行

マデ:        農民階級の第二子に付ける名前。

マルカンディア:   8世紀頃、聖水を求めて東南アジアを探検し最後にバリ島を発見した聖者。

マンクー:      僧侶階級に属さない僧侶。

メル:        寺院にある多重塔。


ヤ行


ラ行

ラクシュミ:     五穀繁盛の神。別名スリ。夫はウィシュヌ。日本名は吉祥天。

ランダ:       魔女。混沌を司る。バロンの永遠のライバル。
           弱い生き物に対して優しい面もある。日本名は鬼子母神。

ルラジャハン:    呪術的絵。

レアック:      妖術師。黒魔術師。ランダの配下。人々の呪いをうけたまわる。

レゴン:       バリ島王宮舞踏の代表作。現代では3人の少女により踊られる。写真

ロンタル:      椰子の葉に古代語で書かれた教典。


ワ行

ワヤン:       影絵人形、もしくは農民階級の第一子に付ける名前。

ワヤン・クリッ:   影絵。ダランによって執り行う。


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